かりゆし・美ら島・旅行記

2003・SUMMER



「いちゃりばちょーでー」。
初めて耳にしたとき「おつりをくれ!」と言っているのかと思ったら実は全然違っていた。「出会えば兄弟」という意味らしい。家族を愛し隣人を愛する琉球民族の血なんだろうか?そして実際、僕が知り合うことのできた数少ない沖縄の人々は皆、出会いの「縁」を大切にしているように感じた。
町を回って驚いたこと。とにかく墓がでかい。びっくりした。僕が東京時代に住んでいた部屋より大きい。こういう先祖をきちんと敬う気持ちも自分には欠けているところかもしれない。
 僕が沖縄行きを決心したのは突然のことだった。
「音楽」と「インターネット」、2つのキーワードでつながった出会いが“島人”だった。
もちろん僕は以前からずっとOKINAWAに惹かれていて、チャンスを待っていたのだと思う。仕事で日々消耗していたし、曲作りも煮詰りがちで、プライベートでも問題山積・・・
今しかない!と思った。先立つものは無かったけれどヤフオクでいくつかの楽器を現金化して航空券をGET。あとはもう、なんくるないさ(何とかなるさ)、ケ・セラ・セラの精神で突き進むだけ。

北谷のダイバー御用達のホテルに滞在した。嘉手納基地が近い。ベランダから海が見える。朝から晩まで波の音が聞こえる。7階のベランダから見下ろしても海底まで見える水の透明感。すごいよ。たまらず部屋を飛び出して水につかった。以前ウィンドサーフィンをしてたことがあったけど、やっぱりマリンスポーツはこういう海でやるべきもんだよなと思った。とにかく世界観が全然違うから。
 
食も満喫できた。沖縄そば、ゴーヤチャンプル、中身汁、クーブイリチー、ぜんざい・・・それからオリオンビールに泡盛。もう完璧。全部一気に体験した。一番のヒットは「ぜんざい」かな。いわゆるカキ氷なんだけど、海辺で食べたせいか、うまかったよー。
 自らハンドルを握り「やんばる(北部)」を走った。よく「七色の海」というけど本当にそう。コバルトブルー、群青、水色、エメラルドグリーン、ライムグリーン・・・海には多彩な色と表情がある。
亜熱帯は降り注いでくる光が違う。内地のそれとは明らかに違うのだ。
沖縄本島最北端の辺土岬にまで足を伸ばした。本土復帰闘争の記念碑が建っていて、海の向こうに与論島(鹿児島県)が見える。断崖絶壁から透き通る海を見つめていたら、ウミガメが顔を出して挨拶にきた。写真は撮れなかったけど・・・残念
 コザのライブハウスでディアマンテスのライブを見た。これがまた最高だった。
本当は楽器屋さんで三線を見るつもりだったけど断念した。後先考えず買ってしまいそうな勢いだったので自粛、自粛。首里城も見た。一回りしただけでもなんとなく琉球王朝の栄華がひしひしと伝わってきた。ま、単細胞なニンゲンなので・・・。
帰りの空港に着くとスコールのような雨が一瞬降った。僕は土産ショップには目もくれず、出発搭乗時間ぎりぎりまで空港ロビーでやってた琉球舞踊を眺めていた。三線もいいけど琉球太鼓もいい音してたなぁ。

 
今度再び行けるのはいつだろう? 
クリスマスなんて見てみたい気もする。
数々の素晴らしいインスピレーションを与えてくれた沖縄。
ありがとう。またいつか再び。必ず。

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