ヒトリボッチノエースピッチャー

夕暮れになると いつも聞こえたものさ
ポン・ポン・ポンと ボールの弾む音が


壁相手のキャッチボール ひとりぼっちのエースピッチャー

友だちもパパもママも 離れ離れになって
坊やは行っちゃった 遠い田舎町

真っ白な壁にボールの痕をつけて よくお母さんに叱られていたね

サイレンが鳴っても 家へ帰らなかった よくお母さんに叱られていたね

今、あの壁は 黒く塗り替えた 染み付いた「赤」を消すために

今頃どこに、戻っておいで坊や キノコ雲は もうとっくに消えたのに

今ならキャッチボールの相手になってあげられる
今ならキャッチボールの相手になってあげられる  今なら


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